結婚式のとき、結婚指輪を交換しあいます。その瞬間というのはとても厳粛なものですし、うれしさもこみ上げてくることでしょう。わたしは、いろいろな事情があって、結婚指輪を交換することができませんでした。それは本当に寂しいことでした。しかし、結婚してから数年たったとき、結婚指輪を作ることができるようになり、お互いにそっと指にはめあったのでした。もう、随分昔の話です。わたしはそれまで指輪というものをはめたことがなかったので、結婚指輪がはまった自分の指を見るのがちょっと不思議な感じがしたのを覚えています。しかし、だんだん慣れてくると、指輪を見るたびに、結婚したんだなーという新鮮な気持ちが湧き上がってきました。結婚指輪の歴史をひもといてみますと、人類最初の婚約指輪は、古代ローマ時代といわれていて、なんとそのとき、鉄の輪をはめたそうです。日本ではいつころからこの婚約指輪が普及したのかといいますと、1960年頃だそうです。ですから、まだ50年ほどの歴史しかありません。ですから、50歳以上の人で、結婚指輪をしている人は、わたしと同じように、結婚してしばらくたってから指輪を買ったのだろうと思います。1970年になると婚約指輪をしている人の数は67%になり、かなりの人たちの間に広がっていったことがわかります。結婚は形ではないですが、結婚指輪を通して、愛を確認し合えるとしたら、これはすばらしいことですよね。結婚指輪は素朴なものでいいと思います。二人の愛の証として、これからもずっと続くことでしょう。
